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ばね指
狭窄性腱鞘炎という障害の一種。脚は腱をつつんでいるチューブのようなもので、これが炎症をおこしてはれるために腱がスムーズに勤かなくなり、指の運動が制限される障害だ。指を曲げ伸ばしするときに、途中でひっかかってから伸びるような現象(弾発現象)になることから「ばね指」と呼ばれている。
 
テニスなど、ラケットを使うスポーツでおこり、最大の原因は練習のしすぎ。中指や親指に多いが、薬指、小指にも発生する可能性がある。
 
 
■症状◎握りにくさと弾発現象
曲げた指を伸ばそうとするときにひっかかり、そのひっかかりがはずれるときに痛いというのが弾発現象といわれるもの。
 
指のつけ根に近い手のひらの腱鞘がはれ(さわるとわかる)て、弾発現象のあるのがばね指の特徴だ。弾発現象の痛みのほかに、MP関節掌側部(手のひら側の指のつけ根)に圧痛もある。
 
もちろん、これらの症状がいきなり出てくるわけではなく、「なんとなく手を握りにくい」という感じから始まって、しだいに症状がすすんでくる。


■処置と治療◎慢性化前にステロイドを注射
症状が軽いときは、練習を休んで安静を保てば治ってしまうこともある。弾発現象がはっきり出てしいる場合は専門医の診断を受けないといけない。治療はステロイド剤の局部注射が主体になる。1〜2回の注射で腱鞘の炎症がなくなり、治るケースが多いのだ。
 
注射が効果を発揮しなかったり、再発したときは狭くなった腱鞘を切開する手術が行われる。ただ、短時間ですむ比較的簡単な手術だから、それほど深刻に考えることはない。


■スポーツへの復帰
局部注射で症状が軽快したときはもちろんのこと、手術した場合も10日間ぐらいでスポーツ復帰力可能だ」
 
予防の決め手は練習量の軽減にある。再発の防止もふくめて過度な練習はやめること、とくに組織が老化してきている中高年は注意したい。